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アメリカのディズニーで日本人キャストとして働いたこと。

CRプログラム2018年4月出国。女子大生が休学をして、フロリダのディズニーワールドで働く1年間の記録。【 Instagram:@haruka.m.9.6 】

始めて挫折した日。そんな自分を認めた日。

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こんにちは、晴香です。

CRプログラムを通して1年間フロリダのウォルトディズニーワールド、エプコット内の日本館で日本人としてキャストをしています。

 

 

昨日、こっちに来て初めて挫折を味わった。

 

あんまり失敗談とか人に言いたくないタイプだし、挫折という表現が適切かはわからないけど、ちょっと苦しくて、そして絶対に忘れてはいけない日、忘れてはいけない出来事だと思ったので、記録してちゃんと内省したくて書くことにしました。

 

 

急に何かが崩れ落ちた瞬間。

 

昨日はいつも通り(と言ってもデビューしてからまだ2週間)にサーバーをしていて、ディナーの予約数が多いことは知っていたけど、今日も頑張ろ!っていつものポジティブマインドでディナーのゴールデンタイムに突入。

 

途中まで今日はいい感じ!とさえ思っていたけれど、あるタイミングで自分の持つテーブルが全て満席どころかゲスト数が席に対してオーバーしている+全席イレギュラー対応+初めてのイレギュラーが重なってしまって。

 

その時はまだ、ちゃんと自分の頭で考えて効率よく動けば乗り越えられるはずと思っていたけれど、初めてのイレギュラー対応のテーブルで私がゲストにちゃんとプランとチェックの説明が出来ず、ゲストの怪訝な様子を見たらもっと何も言えなくなってしまった。テンパるというよりは、ちゃんと対応出来ていないこととゲストの不安そうな顔に直面して自分でもうまく説明できないくらいどうしようもない感情が込み上げてきて、優しい先輩が助けてくれたのに、ああこんなことで落ち込んでいる場合じゃない、次はあれとこれを同時にやって、これもやってその前にこれも、、って頭をフル回転しようとしたら、もう本当にわけがわからなくなってしまって、涙がぶわーって出てきてしまった。

 

泣いてる場合なんかじゃないのに、人に迷惑かけることがこの世で1番嫌なのに、自分の弱い姿を人に見られることは何よりもしんどいのに、何よりゲストが私のことを待っているのに、楽しい特別な思い出を作ろうとここに来てくれたのに、私がそれを奪ってしまったかもしれない、、って思ったらもうどんどん涙が溢れてきて自分でも手に負えなくなってしまった。

 

その後は落ち着くまでに時間がかかってしまったし、私が責任を持つべきテーブルを同じく忙しい先輩方に手伝ってもらってしまったし、責任を全うできない上に周りにもたくさん迷惑をかけてしまったことが本当に申し訳なくて悔しかった。

 

その出来事がクローズ間近だったから、その日は結局挽回なんて出来なくて、自己肯定感がどん底な状態で帰宅。

 

何でそうなったんだろう。

 

先輩は優しくて、こうなってしまう前にちゃんと助けを求めてねと言ってくれたけど、こうなってしまった原因はなんだったんだろう。

 

先を予想して早めに助けを求めなかったこと?

オペレーションを全て完璧に頭の中に入れていなかったこと?

ゲストとコミュニケーションを取るための英語力?

そもそも働くということに対する甘い考え?

 

多分全部だと思う。それは間違いない。

でも、今回のシチュエーションでは、ゲストと適切なコミュニケーションが取れていたら、何事も起こらなかった。致命的だったのは、完全なる私の英語力。と、コミュニケーション力。

 

とりあえずの今まではゲストを不快にさせてしまうような出来事はなかったし、英語が通じなくてどうしようも出来ない状況に陥ったこともなかった。最初は英語で接客をすることがすごく不安で、とにかく流れをこなすことばかりに集中していたけど、慣れてくるうちにもしかしたら自分もここでゲストを楽しませることが出来るかもしれない、と思い始めた矢先の出来事だったから、なおさら自分に悪く響いた。

 

自分にも出来る出来る、英語力が全てじゃないってポジティブに考えようとしていたけど、ゲストの前に立つ時は信じられないくらい緊張するし、本当は何か言いたいのに、もっとお話しして日本文化の素晴らしさを伝えたいのに、通じなかったらどうしようとか、変なこと言ってるって思われたらどうしよう、みたいな怖さから、心のどこかで「早くテーブルを離れたい」って思ってしまう自分がいた。

 

そんなはずはないのに、自分がやりたくてやっているのに、でも怖い。あまのじゃくみたいな自分が理解出来なくて、別に理解出来なくて良くて忘れようと思って、怖いという感情を押し込んでいたのに、思わぬところで飛び出てきてしまった。

 

私ってどんな人間だったっけ。

 

いつものポジティブな自分だったら、過去を引きずっても誰も得しないし意味がない。そんな暇があったらもっと次に出来ることがあるはず。って前に進もうとするけど、今回はそれをしちゃいけないと思った。

 

失敗に落ち込みすぎず次に進もうとすることは自分の強みでもあると思っているけど、反省しきれていないせいで反面同じ過ちを繰り返したり、それによって人に迷惑をかけたりすることは自分の大きな大きな弱みであることも自覚している。自分が苦しみたくないから、失敗を自分に落とし込む努力を怠ってしまうことも知っている。

 

自覚しているし知っているけど、それが自分の弱みと割り切ってしまう弱さに気がついた。

 

私はどんな人間で、今何に向き合うべきなんだろう。

 

①プライドが高い(変に自己肯定感も高い)

プライドなのかなんなのかわからないけれど、昔から、あの人に出来て自分に出来ないわけがない。自分にも出来る、やれる。だって悔しいから。みたいな人間だった。だからかわからないけど、人に助けを求めたり弱い部分を見せることは、自分が出来ない人間だって自分からアピールしているような気がして、どうしてもそれが出来ない人間になってしまった。

 

②全てにおいて考えが甘くなりがち

上のと似ているけど、変な肯定感から、自意識過剰になることがある。自分にも出来る、大丈夫って思った瞬間に努力を怠ったり、慣れて安心すると油断した気持ちが芽生えたりする。すごく自分の嫌いなところ。これは人間皆同じかもしれないけど、それでもやっぱり自分よりもきちんきちんと継続的に努力をして完璧にこなそうとする人はいるわけで、なんで自分には出来ないんだろうみたいに思う。だからちゃんと意識して克服しなきゃいけないところ。今回の件も、全て手順通りに少しのミスもないように進めていたら、起こらなかった出来事かもしれなかったから。

 

③英語力が足りていない

これはもうそのまま。ゲストのリクエストに答えられなかったり、聞き間違えたり、伝えられないことは、直接的にゲストの満足度や感情に繋がる。キャストは紛れもなく言葉とコミュニケーションを通してゲストに幸せを届けることが使命だから、それを忘れてはいけない。

 

 

 

 

 

今回の失敗と内省から学んだことはたくさんあるし、今自分に足りないことも、今後克服していくべきことも少しは明確になったかなと思う。

 

ゲストにもキャストにもたくさん迷惑をかけて得た学びや気づきだから、これを無駄にしないように、ロスした分これから出会うゲストを笑顔に出来るように、明日からは人一倍頑張っていくと決めました。

 

 

長い長い反省文、最後まで読んでくれてありがとうございます。