LIFE LOG(「 海外 ディズニー 働く 」検索)

アメリカのディズニーで日本人キャストとして働いたこと。

CRプログラム2018年4月出国。女子大生が休学をして、フロリダのディズニーワールドで働く1年間の記録。【 Instagram:@haruka.m.9.6 】

私が留学しなかった理由。

f:id:k3disney96:20190115164349j:plain


 

こんにちは、晴香です。
CRプログラムを通して1年間フロリダのウォルトディズニーワールド、エプコット内の日本館で日本人としてキャストをしています。
 
前回のブログ更新が12月の中旬。
あれから1ヶ月間、頑張りました本当に。
もちろん覚悟はしていたけど、WDWウォルト・ディズニーワールド)の年末年始本番はすごかったです。一言で言うと、激混み。
 
クリスマスから年明けまでは1年で最も忙しく、Holidayをお祝いするために世界中からゲストが集まります。私はあまり知らなかったけれど、アメリカではクリスマスは家族と、年越しは友達と過ごすのが一般的なんですね。日本は逆だな〜なんて思いました。
 
 
私が働いている東京ダイニングというレストランは、店内がそんなに広くないのですが、この年末年始は毎日の予約数が忙しい土曜日の2倍は当たり前というような感じでした。そもそもテーブル数が少ないので、自分が早くテーブルを回さないと次のゲストが入れられないというプレッシャーに追われながらサーバーはみんな頑張っていました。さらに、年末は閉店が毎日1時間伸びるという。。今確認してみたところ、週の勤務時間は60時間を超えている週もありました。びっくり。勤務中は常に接客&足と口を動かしているので、よく声を失わずに体調も崩さずに乗り越えられたな、、と感心します。笑
 
私はあまり辛いとかしんどいとか思わなかったというか、もう夢中になって働いていたんだと思います。ゲストとお話ししている時はすごく幸せだし、接客だからこそ、ゲストの楽しさや幸福感が伝わってきて、大きな達成感も得られて良い思い出になりました。
 

f:id:k3disney96:20190115164422j:plain

ホリデーパーティーで同期のみんなと(ダッフィーとドナの間に挟まってるのわたし)

 

さらに余談ですが、今日は1月出国の通称冬組さん(私は4月出国だったので、春組です)の最終勤務日でした。私はオフだったので、同期の子と自分の職場に夜ご飯を食べに行きがてら、お別れをしてきました。冬組さんは人数は少なかったのですが、私たち春組と同時期の選考だったので、一次選考を一緒に受けた方もたくさんいらっしゃって、寂しさとともに、いよいよ自分も帰国かと実感させられました。
 
 
 
さて今回は、私が現在休学をしてアメリカのディズニーで働いている理由を、なぜ海外大学への留学を選ばなかったかという話を交えて書いてみようと思います。
 
時々、このCRプログラムへの応募を検討されている方から連絡をいただいたり、相談をいただいたりするのですが、このプログラムについてもっと知ってみたいという方はもちろん、大学生活または人生における新しい選択肢が欲しいという方にとって、何か有益な情報を書くことが出来ればと思っています。
 
と言っても私は大学を休学して参加しているという、数としては少ないパターンで、そういった目線からでしか語れないと思うのですが、だからこそ大学生にとって身近になりつつある留学という経験と比較してみようと考えました。
 
 
 

なぜ留学ではなく勤務体験を選んだのか

 
私は高校生の頃、漠然と、大学生になったら1年くらい海外に行きたいなと考えていました。それは目的もなんにもなくて、高校生によくある単なる憧れみたいなものだったと思います。大学受験を控え、自分の将来についてモヤモヤと考えている時、自分が好きなディズニーと海外(異文化)を掛け合わせたような経験が出来たら最高に違いない!とふと思い、パソコンで検索したみたところ、このCRプログラムの存在を知りました。
 
その時から、大学3年生になったら休学をしてこのプログラムに参加したいと考えるようになりました。その一方で、私の通う上智大学では、留学という経験自体が盛んで、「◯◯は留学行かないの?」「留学したいからTOEFL受けないと」と言った会話を当たり前のように聞くような環境でした。そんな会話を聞いている中で、自分もCRプログラムじゃなくて、留学した方がいいのかな、、?なんて思って説明会に参加したり、TOEFLを受けに行った時期もありました。その大きな理由は、交換留学をすれば4年で卒業できるから。みんな留学しているから。というようなことだったと思います。その逆に、大学生が4年間なんて足りない。みんなと違う経験がしたい。ということも考えていました。今思うと、前者の理由は、周りを気にした建前の意見だったのかなと思います。だからいくら考えても、行きたい特定の海外大学は思い浮かばなかったし、正直日本の大学でも学業に精一杯取り組んでいるとは言えないのに(おい)海外の大学まで行って学問をする意義もわかりませんでした。だったら自分が好きな環境で、自分が好きなことに1年間を捧げたい。やるなら後悔しない経験にしたい。そう思うようになりました。
 
しかし、CRプログラムの募集が始まったタイミングがなんとも悪く、大学生活でもっとも忙しい時期と募集が重なってしまったのです。このチャンスを逃したらもう大学生中に参加することは難しい。でもここで応募を決めたらそっちに時間を割かなければならないので、本来やるべきことに集中できない。中途半端に応募して不合格になることだけは避けたい。葛藤の日々でした。めちゃくちゃ悩みました。
 
でも、人生は一度きり。やりたいことをやろう。どちらにも全力で取り組んで、責任は全て取ろうと覚悟を決めて、応募することにしました。
 
これが、私が留学ではなくちょっと変わった海外での勤務体験を選んだ経緯です。
 
 
 

留学と海外での勤務体験、何が違う?

 
私は長期の海外留学をしたことはないので、想像上になってしまいますが、留学と今の経験を比べた時に、メリット・デメリットにどう差が出るのかを考えてみようと思います。
 
留学にも海外勤務にも環境や経験の内容によって詳細は様々であると思いますが、今回は一般的な留学とCRプログラムという限定的な比較になります。あくまでも私の頭の中にある意見を並べるという感じです。
 
 
留学のメリット
・英語で好きなことを学ぶ事ができる
・関わる人を選べるので、頑張れば語学力が伸びる
・時間をある程度自由に使う事ができる
・海外大学の広々とした自由な環境で過ごすことが出来る
・留学仲間や同世代の海外の友達ができる
・自分次第でチャレンジングな環境にできる
 
 
留学のデメリット
・多少のお金がかかる
・住居のトラブル
・勉強(卒業)が大変
 
 
 
CRプログラムのメリット
・学生時代に、フルタイムでお金を稼ぐということを経験できる
・働く=有給なので、むしろ将来に向けて貯金することが出来る
・英語での接客スキルを得られる
・世界中の人と出会うことができる
・毎日(ゲストとの)新しい出会いがある
・日本の文化や日本人についての気づきを得られる
・外国人と共同生活が出来る
・世界一のテーマパークに1年間入り浸れる
→キャストメンバーはどのパークも出入り自由!
・日本全国から集まった、年齢や前職、全てにおいてバックグラウンドが異なる方達とチームで働く事ができる(とても学びが多い)
 
 
CRプログラムのデメリット
・仕事の拘束時間が長く、自由な時間がほとんどない
・職場のメンバーはほとんど日本人のため、日本語を頻繁に使う
・職場のコミュニティが最初から決まっているので、自分から輪を広げる必要がない
・ディズニーと三越共に、教育制度はほとんどない
・事実として、辛くて帰国してしまう人もいる(くらい仕事がハード)
・やることが決まっているので、慣れてしまえばぬるま湯状態に
 
 
こんな感じでしょうか、、
やはりCRプログラムは実体験が伴っているので、多くなりました。笑
 
ここまで書いておいてなんですが、世間的に留学にはどんなメリットがあると考えられているのかが気になったので、ちょっと引っ張り出して今の経験と照らし合わせてみたいなと思います。
 
 

 

留学で得られる、6つの成長経験

①外から日本(外)を見る機会 ▶︎ 視野の拡がり

②知らないことを知り、知りたいことを知る機会 ▶︎ 世界への関心
③違う価値観に触れ、意味を知る機会 ▶︎ 多様性受容
④己のことや日本を知る、知りたいと思う機会 ▶︎ アイデンティティ
⑤飛び込むことに自信を持つ機会 ▶︎ 自己肯定感
⑥逃げないで苦労する機会 ▶︎ ストレス耐性

 

うーん、抽象的なのか全部CRプログラムにも当てはまるどころか、今の経験は留学よりもこれらを得られるような気もしてしまいます。

こうなると留学と海外での勤務経験を比較している理由がわからなくなってくるので(笑)もっと個人的な意見が書いてあるものを見てみようと思います。

 

1.その言語においてエキスパートになれる

→語学力の伸びは環境ではなくその人の努力や意識次第だと思いますが、授業を通して専門的な英語を学ぶか、私の今の経験だと飲食での接客英語を学ぶかの違いは大きいと思います。

2.自分に対して自信がつく

→これはどちらも同じかと。

3.周りと差がつく、地元のことばを覚えられる

→これは留学だけなのかな、と思います。でもフロリダのディズニーにいると、逆に?スペイン語が上達します。笑(あとイギリス英語がわかるようになるw)

4.何気ない日常の風景が、新たな人生の一部になる

→これもどちらも同じ。

5.旅行をする時間もたっぷりある

→これは留学の特権な気がします。とは言っても私もハードスケジュールを組んで、4月からこれまでにニューヨーク、シカゴ、マイアミ、ニューオーリンズプリンスエドワード島に行きました!(結構行ってたかも)

6.長期留学はキャリアにも有利になる

→これは今の私にはまだわかりません、、

7.将来の進路が、より明確になる

→これも人それぞれ、経験や環境によりけりだとは思いますが、留学よりも実際に働くという経験をしたからこそ、自分がどんな職場環境で何をして働きたいのかをよりリアルに考えることができたのかなとは思います。

8.語学力を証明できる

→これも資格をとるかどうかだし、人それぞれ

9.バイリンガルは頭がよい?!

→!??

10.母国語のスキルも向上する 

→これも残念ながら実感はない笑

www.efjapan.co.jp

 

 

このような感じになりました。

結局のところ、どんな環境に行ってもどんな経験をしても、その人次第で得られるものや結果は大きく異なるという分かりきったようなことが頭に浮かびましたが、それでも私はディズニーで働いて、日本文化を自分自身を通して世界中のゲストにお届けしたいという明確な目的があったから、こちらの選択をしてよかったんだなと思います。

 

留学でもワーホリでもインターンでも、自分がその経験を選ぶ目的をはっきりさせた上で、やりたいことがあるのならば諦めずに自分のものにする。そうすれば、一度しかない自分の人生の中で、後悔のない、素晴らしい経験を増やせるのではないかと思います。

 

 

長くなりましたが、最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

価値ある言葉に出来ない感情。

f:id:k3disney96:20181216155120j:plain


こんにちは、晴香です。
CRプログラムを通して1年間フロリダのウォルトディズニーワールド、エプコット内の日本館で日本人としてキャストをしています。
 
 
 
12月に入り、ホリデーシーズンが始まりました。
 
日本館のお隣のアメリカ館では、キャンドルライト(Candlelight Processional)というホリデー限定のスペシャルイベントが行われていて、私は全然詳しくないけれど、天使にラブソングをウーピー・ゴールドバーグとかフルハウスのジョン・ステイモスとか、アメリカで人気のある俳優や声優?がナレーターを務めて聖歌隊が歌うというもの。そのダイニングパッケージを特にアメリカ人のゲストが多く購入しているようで、これが始まってから予約数がなかなか忙しくなってきました。
 
私は働くなら働くで忙しい方が断然好きなので、今のところ元気に頑張っています。
(この前、9時間飲まず食わすで働きまくった日は次の日の朝まで頭痛が止まらず大変だったけど、、笑)
 
 
そんなこんなで忙しく働く毎日ですが、先日たまたま応募したキッズサッカーのボランティアに参加させていただくことが出来ました。基本的にディズニーエリアから出ることがないので、気持ち的にもとても新鮮で、良い経験だったなあと思います。元日本代表やプロサッカー選手の方を始め、色々な繋がりを通して子供達をサッカーを通して楽しませてあげたいという想いを実現されている方々にお会いして、素直にかっこいいなと思いました。
 
 
そんな経験を通してふと思ったこと。
(これってなんとなく、言葉に出来ない感情だ)
きっと新しさとか、出会いとか、空間、コミュニケーション、体験、色んな要素が混ざり合って出てきた感情なんだろうけど、瞬時に、これすごく大事だ、すごく価値のある感情だ、と思った。
 
言葉に出来ない(表せない)出来事って、自分が聞かれたら何を思い浮かべますか?
私も自問自答してみたところ、それは昨日みたいな日常にある新しい経験だったり、旅行やディズニーのような非日常の世界に行ったときであったり。
 
そこでハッとしたのは、私は今まで自分のやりたいことを「日常」と「非日常」に分けていたところがあって、それは自分にとってあまり必要のない区別なのではないかということ。何が日常で、何が非日常なのかは、人によって捉え方が異なるし、言葉として用いることは出来ても、あまり基準にはならないんじゃないかと。
 
そうじゃなくて、その人の心に対するインパクトの大きさ(=言葉に表せないほどの感情)を生み出すことって素敵なんだろうな、と思いました。
 
そして、言葉に出来ない◯◯って、別に楽しいこと、嬉しいことばかりじゃなくて、時には迷いであったり、悔しさであったり、気持ちが下がっている時にも生まれる感情だと思います。でもその言葉にならない何かを乗り越えるために、噛みしめるために行動する。
だから人間らしい。だから人生が盛り上がる。だから人は幸せになれる。
じゃあ自分はそういう感情を生み出すことをしたい。
そんな風に思ったり。
 
 
最近はなんでもかんでもディズニーに関連させてしまうのですが、ディズニーに遊びに行った時、言葉にならない幸福感を覚えたことはありませんか?
嬉しいとか楽しいではとてもじゃないけど表しきれない謎の高揚感とか。
私は何度パークに遊びに行ってもその謎の胸の高鳴りを感じます。
そしてそういう感情は、ディズニーに限らず様々なシーンで誰しもに訪れているはず。
感動とかと似ているのかな?感動も価値のある素敵な感情だと思います。
人々の人生の中に、そういった瞬間(刺激?)が少しでも多くあればあるほど、人生を楽しく生きたと言えるんじゃないかなと思ったりします。
 
 
この話は感情論でしかないけれど、率直に感じたこと。
これを元にもう少し深く自分が将来やりたいことについて考えたいなと思います。
 
 
 
そういえば最近自分の中でテラスハウスを解禁したせいですごい勢いで過去のシリーズも見ていて、メンバーはやっぱり何かに打ち込んでいたり夢を持っている人たちばかりだから、感化されたりしています。笑
 
自分は毎日一生懸命生きているつもりだけど、そんなのはみんな同じで、あなたのビジョンは?何がしたいの?って聞かれた時にまだはっきりと一言で答えられないし、自分の人生を逆算して考えることが割と苦手で避けてきたところがあるので、きちんと向き合いたいなと思っているところ。
 
幸いにも、今自分の周りには、本当に様々なキャリアを歩んできた人生の先輩方がたくさんいるので、もっと自分からたくさん話を聞きに行けたらいいなと。そこは、大学に通っているだけでは絶対に得られなかった環境だなと思います。
 
接客業とはいえ、色んな価値観を持っている人とコミュニケーションを取りながらハードな環境で一緒に働くことは私にとっては難しい時もあって、自分の弱さとか至らない点に反省する毎日だけど、ここで働いているからこそ、人間的に成長させてもらっているなと感じます。
 
毎日忙しすぎて一瞬で過ぎ去ってしまう感覚だけど、引き続き1日1日を大切にする気持ちは忘れないようにしたいと思います。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました!

キャストに与えられた、幸せの連鎖。

f:id:k3disney96:20181201154440j:plain


こんにちは、晴香です。
CRプログラムを通して1年間フロリダのウォルトディズニーワールド、エプコット内の日本館で日本人としてキャストをしています。
 
 
 
気がついたら今日で11月も終わり。
11月に入っても日中は外にいられないくらい暑かったオーランドですが、
下旬に入って急に寒くなる日が増えてきました。
 
相変わらずなかなかブログが更新できず、、
週5で朝家を出て夜遅くまで働いて、さらに土日も滅多に家にいない(最近は大体パークに遊びに行ってるだけだけど笑)せいでパソコンを開かないという。。
 
せっかくここにいるんだから、自分も思いっきり楽しんでWDW内の色んなところ行って色んな経験してみよう!なんて思っていたけど、リゾートだけで20以上、レストランはその数倍の数。文字どおり世界一のテーマパークに滞在しているおかげで、休みが足りません。。笑
 
絶対にこんな環境にいられることはきっと二度とないから、"ゲスト"として存分に楽しみながらも、同時に自分にしか語れない経験にしたいな、と思います。
 
 
 
今回は、最近よくパークに遊びに行くようになったり、ホリデーシーズンに突入したことで気になったことについて書きたいなと思います。
 
以前書いたかもしれませんが、ここWDWでは、キャスト全員にアドミッションパス(年間パスポートのようなもの)が配布されます。このパスがあれば、ここで働いている限り、4パークどこでも自由に出入り出来る、夢のようなパスなのです。
 
このパスを駆使してここ最近毎日のようにパークに通っている私ですが、
毎回行く度に、「私ってこんな素敵な場所で働いているんだ.. 」「私もこの一員なんだ..!」という不思議な高揚感に包まれます。
 
職場や自分の仕事を誇りに思うことって、ゲスト(お客様)と向き合うためにとても大切なことだと思います。ディズニーでは、ショーやパレードの前に、"proudly presents.."(自信を持ってお届けする)と言ったりしますが、誇りは自信となり、自信は誇りになるのだろうなと思います。
 
このパスは、キャスト一人ひとりが自分が生み出している価値を信じ続けられる仕組みでもあるのかなと感じました。
 
特に、素敵なキャストさんに出会った時は、「自分はこの人のようにゲストを笑顔に出来ているだろうか?」と自分を省みる事もあるし、「自分もゲストにこうしてあげよう」とお手本にする事もあります。
 
このように、自分が楽しませてもらったからその分誰かを楽しませてあげようという恩返しのような感覚がとても好きです。そして、その連鎖がこの幸せが溢れるパークを作っているのかな、とも思います。
 
 
 
そんな特別なパスに加えて、先日、全キャストメンバーにディズニーからホリデーのプレゼントが届きました。名前が書かれた封筒には、ダイニングの50%割引クーポンや、家族や友達を招待できる無料パークチケット、ポップコーンなどのスナックと引き換えが可能なチケットなどなど、盛りだくさんな特典。そしてさらに、このホリデー期間はマーチャンダイズ(ショップ)の商品が全て40%オフなんです。
 
ホリデーめちゃくちゃ忙しいけど頑張ろうね、というメッセージが伝わってくるようで、自然と頑張ろうという気持ちになれます。こんなにも多くのキャストが働いているのに、一人ひとりに感謝の気持ちを伝えるってすごいな、さすがだな〜と。
 
私も幸せの連鎖をたくさん起こせるように、楽しく遊んで楽しく働いて、このホリデーを満喫出来たらな、と思います。
 
つい先日、サンクスギビングデーがありましたが(めちゃくちゃ混みました泣)
アメリカのホリデーはやっぱり日本とはちょっと違って、
1年の中で最も楽しみで大切で盛大なお祝いの時期なんだなと感じます。
 
寒暖差の激しい季節ですが、皆様もお身体には気をつけて!
また近いうちに更新します!
 
 
最後までお読みいただきありがとうございます。

アンバランスな、アメリカの中の、日本。

f:id:k3disney96:20181006154446j:plain

こんにちは、晴香です。
CRプログラムを通して1年間フロリダのウォルトディズニーワールド、エプコット内の日本館で日本人としてキャストをしています。
 
 
10月に入り、渡米からちょうど半年が経ちました。
フロリダはずっと暑いのかなと思いきや、秋を匂わす風が吹いたり、
暑さが少し和らいできたり、気持ち過ごしやすい季節になったような気がします。
 
ちょうど折り返し地点を迎えるということもあって、残り半年をどう過ごそうかとか、日本に帰国後何をしようかとか、半年経って何が変わったのかなとか、色々、本当に色々と考えた9月でした。
 
なんとなく、最近日本が恋しいというか、半年アメリカで過ごしてみて、自分は海外に住んでやっぱり日本が好きだと実感した派なんだとジワジワ感じています。
これには色んなパターンがあるんだろうけど、私の場合はもちろんアメリカが嫌いとかでは全くなくって、むしろ好きだけど、異文化で暮らしたことによって、もっと母国を大切にしたい、守りたい(誰、、)みたいな不思議な感情が生まれたんですね。
 
共感してくれる人いるかなあ。
 
高校生の頃なんか、もう完全に海外生活や欧米の全てに憧れまくって目をキラキラさせていたのに、今や「ああ、うん欧米ってこういう文化なんだね」って謎に落ち着きまくっている自分がいる。
 
逆に偏ったバイアスが消えて、欧米だからこう、日本だからこう、みたいな垣根がなくなったのかもしれない。世界中の文化をごっちゃにして、フラットにした状態でこれがいいねあれがいいねって判断できるようになりたいと思っていたから、自分にとっては今のスタンスは大きな収穫、、なのかもしれない。
 
今の私には世界という規模に対して知らないことが多すぎるけど、
日本という国が、文化が、いかに唯一無二で、誇るべきもので、可能性を秘めているかといったことを確実に感じ始めている。
 
私は当初、ディズニーという人々を集わせるこの「場所」から何を学べるかということばかり考えていたけれど、それだけじゃなくて、文化の違いに直面することによって学べることや気づくことも多いんだなと実感。
 
だからこそ、私自身が接客というお仕事を通して日本文化を体現出来る環境というのはとても誇りに思うし、ゲストからの反応が直接すぎるくらい届くこの距離感はやはりやりがいがあるなと思う。(特に欧米のゲストは嫌なものは嫌とはっきり態度を示すからハラハラすることも多々あり)
 
 
そこで最近考えていたことを1つ。
 
異文化体験のリアルさ ↔︎ 受け入れられやすさ
 
つまり、
 
本当の日本 ↔︎ アメリカナイズされた日本
 
ここがずっと気になっていて、どちらかに偏ってしまっては文化のシェアは成り立たないことはわかっているのだけど、じゃあこの間のどこがバランスが良いのか、その基準はなんなのかがまだよくわからない。
 
例えば、この前のブログでも必死に語った接客時のトンマナ(日本人らしく振る舞うかどうか)だとか、レストランのメニューが私達が慣れ親しんでいる握り寿司よりもSushi Roll(カリフォルニアロールみたいなやつ)が一面に並んでいるとか、ストアに売っている着物が日本にも売っていないテロテロのパジャマみたいなやつだったりとか、これ、日本でも見たことないけど、、?的なもの達。
 
きっと日本をそのまま持ってきても振り向いてもらえないから色々とアレンジして、アメリカナイズさせて出来上がったものだと思うし、それはそれで新しいから面白い。でもアメリカナイズさせすぎてしまっては、せっかく日本人が日本から文化を伝えに来ているのに、嘘を伝えているような感じになってしまう。
 
日本すぎてもダメ、アメリカナイズされすぎてもダメ。
このバランスがなんとも難しいんだろうなと。
 
でもこのバランスを考えて調整していくことが、異文化理解を促進する1つのポイントのような気もする。難しいけど、意味があること。
 
私自身も何回かゲストに「ちょっと聞きたいんだけど、これって本当に日本でも食べてる料理?」「これってどちらかというとアメリカナイズされたメニュー?」と聞かれたことがある。その一方で、これが本当の日本食だと思い疑いなく食べているゲストも多いはずだ。だってアメリカにはそれしかないから。誰も売れないメニューなんておかない。受け入れられやすい、人気が出たメニューをおけば売り上げも上がるから、こっちの日本食レストランはどこに行ってもメニューは大体一緒。
 
でもそれはきっと日本で食べる海外の料理も同じ。私たちだって何がタイ料理で何がベトナム料理かなんてわかっていないし、インドカレーとネパールカレーの違いもよくわからずに楽しんでいる。だから、文化は面白い。だから、もっと知りたくなる。実際に行ってみたくなる。別に本当でもフェイクでも、それがきっかけとなって本物を体験できる動線があったらいいな、なんて思ったり。
 
実際に自分で行って目にしたら、受け入れざるをえないし、自分もその文化の一員になった気がして当事者意識が芽生えるというか、もっと知らねば、、みたいな気持ちになるのか私だけでしょうか。笑
 
そんなゲストからの言葉や、ここに来る人達の行動を見ていると、人は今までの自分の人生には無かった新しいもの、かつ潜在的にはより本物であるものを求めているのではないかな、と感じる。
 
 
残り半年の働き方として、苦手だけど積極的にゲストに質問してみたり、お話ししてこちら側もここでしか出会うことのない新たな気づきを得られたらいいなと思っています。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました!
 

アメリカで働いてみて、日本人に可能性を感じた話。

f:id:k3disney96:20180927152208j:plain

こんにちは、晴香です。
CRプログラムを通して1年間フロリダのウォルトディズニーワールド、エプコット内の日本館で日本人としてキャストをしています。
 
そもそもブログを書くことに慣れていなくて、いつも記事を書こうと思うとちゃんと書かなきゃ・・となってしまうので、もっとカジュアルにブログを更新して行けたらいいな〜と思っています。
 
日本では秋分の日が過ぎましたが、アメリカではFirst Day of Fallというらしいです。
ちょっとは涼しくなると思いきや、まだ日中はめちゃくちゃ暑い、、
 
今日はメキシコ人のルーミーとたまたまオフが被ったので、二人でマジックキングダムに行って来ました。全く違う文化の元で育った二人が同じ場所で楽しめるって、素敵なことだな〜と思ったし、私はやっぱり目の前にいる人がどんな文化や背景を持っているのか知るのがすごく好きだなと思いました。
 
お互いの文化をプレゼンしましょう!!
みたいのじゃなくって、自然と私はこうだよ〜こんなものがあるんだよ〜ってシェアし合う感じが特に好きです。
 
 
 
急に本題に入りますが、昨日ある方のこんな記事を見つけました。

 

breakthroughmlab.com

 

これを読んで思ったのです。

確かに。と。

 

私は今、半分ディズニーというアメリカの会社、半分は三越という日本の会社の契約社員として働いていて、現場で働いているほとんどは日本人。でも、こんな職場環境だからこそ、アメリカはもちろん、世界中から来た人達と一緒に働いている。

 

私達の職業はサービス業なので、この方が言っている意味とは違う形で共感しているのかもしれない。でも妙に納得した。

 

「日本人にはプロ意識がある」「日本人が考える当たり前クオリティは高すぎる」

あくまでも海外と比べるとだけども、これはいわゆるビジネスだけじゃなく、サービス業においても同じことが言えると思う。

 

最初は海外からのゲストに対して英語で接客することにビビりまくっていたけど、今や日本から来たゲストを担当するときの方が気が引き締まるのは、そのせいだと思う。

 

日本のディズニーで働いていた時もそうだけど、サービスを受ける側の期待値が高いからこそ、プロ意識を全員が持っている気がしたし、自分の仕事を誇りを保つためにもサービスクオリティをキープする、みたいな感覚もあったと思う。

 

お金を稼ぐためにやっているんじゃなくて、お金を払ってここまで来ていただいているのだから、それを120%でお返しするみたいな意識が常にみんなの中にあった。

 

アメリカだからこう、とかこうじゃない、とか言うつもりは全くないけれど、なんとなーくギリギリの最低ラインをクリアしていればオッケー。みたいな感覚を感じる時がある。サービスにおいては特に日本と比べてしまったら文化の違いによることもあるかもしれないけれど、客観的にどちらがより良いサービスかと言われたら絶対に日本のスタンダードだなと思う。

 

あとは、これもなんとなーーーく感じる口だけ感。

個人的に、日本人は完璧主義で、自分が出来ないことを人に言ったり、確証のない適当なことを人に言ったりということはあまりしない気がするのだが、アメリカでは綺麗事を言えたもんがち!!みたいな感じがどことなくする。広告とか見ていても、日本の広告は事実ベースだったりインパクトよりもインサイトを大事にしているような気がしていて、こちらではこれ最高だよ!めちゃくちゃ良いよ!って言い過ぎてそのクオリティとの差にガッカリする、、みたいなのが多い。(それを私は綺麗事と捉えている)

 

もはやこれはどちらが優れているかと言うより、私は日本人だから日本人のやり方が合っている、というだけの話な気もするが、日本人が発揮できる良さって絶対にもっとあるよ!とは強く思う。

 

以前ヨーロッパから来たインターン生に、日本はこんなにテクノロジーや他にもすごいものをたくさん持っているんだから、もっと上手くプロモーション出来た方が絶対に良いよ!と言われたことがある。

綺麗事言い過ぎもよくないけど、日本人にとってはもっとアピールしていくのも大切なのかもね。

 
 
ちなみにこの記事の中に一つだけ共感出来なかったところがあって、「自分は何か特別なことをやれているのではないか」という勘違いをしてしまうという記述。ただの私の場合はこうですという報告だけど、私はびっくりするほど真反対。
 
逆に「自分はアメリカにまで来て何もやれていないんじゃないか」と毎日思って生活している。これは自分はこういう性格ですという話でしかない気がするけど(笑)
 
英語話せる日本人なんてゴマンといるし、自分の周りには海外でもっと色々と果敢に挑戦しながら成長している人達だってたくさんいるし、でも私は毎日働きまくって日々が過ぎていく、、。と一時期めちゃくちゃ悩んだ。
 
でもふと我に返ると、アメリカのディズニーで食を通して日本の文化を毎日シェアしているってめちゃくちゃ素敵なことだし、自分の経験の素晴らしさを自分の口で伝えられるようにしないと、と思いながらも、大嫌いな現状満足(久しぶりにこの言葉使った笑)はしてしまわないように、常に目標と戦いながらお仕事を頑張りたいなと思う。
あれ、私頑張ってるんじゃない?とは絶対に思いたくない。その分自分に苛立つ時もあるけれど、さっきも言ったように大学の友達とか、アイセックのみんなが頑張っているのを見ていたらそんなこと口が裂けても言えないなあって思う。
 
この前いただいた大好きな人達からのメッセージの中で、去年LCPをやっていた時よりも頑張っている姿があるといいなという言葉にどきっとした私。
 
本当にその通りで、やっていることが全く違うから比較出来るものではないけれど、過去の自分に劣るのはもっとイラつくので1日1日を大切に学びある日々にしていきたい。
 
 
そんなことを考えています。
 
 
思うままに書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

日本人が日本人としてアメリカのディズニーで働く、ということ。

f:id:k3disney96:20180924074738j:plain

こんにちは、晴香です。

CRプログラムを通して1年間フロリダのウォルトディズニーワールド、エプコット内の日本館で日本人としてキャストをしています。

 

 

大変ご無沙汰しております、、。

7月の更新から約3ヶ月。

この1年という短いプログラムも半分が過ぎようとしています。

更新頻度が低くなってしまったのは、正直半年経っても結局自分の中でブログを書く目的や位置づけをはっきりさせられていなかったから。

誰かに自分の経験を届けたい気持ちはありながらも、日常に追われているふりをしたり、「自分は周囲と違って海外で働くのも、生活するのも初めて」という劣等感が甘えになっていたのかもしれない。

不器用で物事を習得するのに人一倍時間がかかる私にとって、この半年間はひたすらインプット+自分を見つめ直す時期でした。

 

当初はCRプログラムのあれこれについて詳しく書いて目指している人、興味がある人に情報が渡ればいいな、なんて思っていました。でも結局誰かの情報を当てにして参加したところで自分らしい1年は送れなくて、参考にする程度にはとても良いと思うけど結果この地に来て体験してみないとわからないことの方が多い。

 

ならばここからはこの半年でインプットしまくったものに対してアウトプットを始めていこう、今そんな風に思っています。更新頻度も上げていけたらと思います。

ぜひお付き合いください。

(それと、誕生日にfacebookやサプライズ動画のメッセージでブログを楽しみにしている、と言ってくれた人がたくさんいて、ものすごく嬉しくてちゃんとやろうと心を入れ替えたというのも事実です。笑 お世辞でもなんでもそんな嬉しいこと伝えてくれてありがとうございました泣)

 

今回は、こちらでお仕事を始めて半年経ったということで、私が務めているサーバーという役職を通して私が意識していること、工夫していること、逆に課題に感じていることをシェアしたいなと思います。

 

 

 

アメリカと日本ではサーバーに対する認識が違う?

 

まず、アメリカにおいてサーバーとはどんな存在なのか。私は最初、テーブルサービス文化の違いに驚きました。私が実際にアメリカのレストランで働いているからこそ強く感じるのかもしれませんが、日本とは認識も仕事内容や責任も結構違います。

そして私はダイニングの配属を第一希望で出していましたが、研修が始まった後に配属が決まるので、アメリカに行ったこともない私はサーバーの仕事内容など知る由もなく、配属後に段々と現実を把握し始めるのでした、、。

 

アメリカのテーブルサービスレストランでは、1テーブルに必ず担当のサーバーが付きます。最初の挨拶からドリンクの提供、オーダー、リフィル、お会計、ゲストとの会話まで基本的には全て一人で責任を持って全うします

 

アメリカにはチップ文化がありますが、お客様はその担当サーバーのサービスに対して最後にチップ額を決め、プラスアルファを支払います。チップ文化があるからといって、メニューの価格が安く設定してあるという訳ではなく、逆に(?)サーバーのお給料がかなり低く設定してあるのです。私も最初はチップはあくまでもプラスアルファのものと思っていたのですが、実はアメリカのサーバーさん達はチップをもらえなければ平均時給の半分ほどしか稼げないことになります。

 

ということは、頑張れば頑張るだけサービス料がもらえる=自分の頑張りが数字に現れる、ということになります。もちろん人によってチップに対する考え方や、感覚は違うと思いますが、サーバーとしては自分のサービスを省みるきっかけになったり、一応の目安になったりします。

 

もしゲストに満足してもらえなかった場合、その理由は色々あると思いますが、全てはサーバーの言動に起因していると私は捉えています。例えば食事が口に合わなかったとして、それはシェフのせいでもなくレストランのせいでもなく、サーバーの説明や口に合わないとわかった時の対応にかかっているのだと思います。だからこそ、マニュアルが無い上に、人と人とのコミュニケーションによって満足度を高めなければならない。サーバーとはとても責任の大きな役割だと私は感じています。

 

そんなこんなで半年間サーバーを務めてきた私が意識していること、工夫していることをシェアしてみたいなと思います。

と言っても、私がこれらを完璧に全うしている訳では無く、トライしている段階です。そして内容はよくよく考えてみると当たり前なことばかりかもしれませんが、共感してもらえたら嬉しいです。

 

私が実践していること

・3秒でその人を掴む(想像する)

私が今働いている場所には、文字通り世界中からゲストが来店します。

1日何カ国の人と出会っているんだろう、、というくらい。(今度数えてみよう笑)

なので、「日本人だったらだいたいこう考えるよな〜」が通用しないのです。

むしろ日本人のゲストは少ないので、全く知らない文化の元で育った人、文化的に全く異なる価値観を持ったゲストに1時間後には笑顔で帰ってもらえるよう努めなけれはなりません。

 

私は最初にテーブルに挨拶に行った時に、第一印象でまず目の前のゲストがどんな人なのかを想像します。誰とでも話すのが好きなフレンドリーな人なのか、人と話すのはあまり好きではないシャイな人なのか、日本が好きなのかあまり興味がないのか、今機嫌が良いのか悪いのか。

 

人の第一印象は3〜5秒で決まると言われていますが、それはゲストもキャストも関係無く同じ。ゲストの方も、何かしら私に対して第一印象を持つと思います。

テーブルに挨拶に行く前にどんな人が座っているか、例えば服装や表情や誰と来ているのか、そんな情報を元に得た第一印象に合わせて挨拶の仕方を変えたりしています。

 

例えば、二人でご来店した老夫婦のゲストに対して、いきなりハイテンションで声をかけたらびっくりするでしょうし、同世代の3人組の女性に落ち着いた声で挨拶を始めたら、機嫌が悪いのかなと思われるかもしれません。

ゲストが自分の担当するテーブルの席に着いたら、一刻も早く挨拶に行くのですが、ワイワイ話が盛り上がっている時に、割り込むように大きな声で挨拶されたら嫌かもしれません。

 

これは日本のディズニーで働いていた時もみんな気をつけていたことなのですが、私達はショーを演じる役者(キャスト)なので、疲れていてもしんどくても悲しいことがあっても辛くても、それを表には決して出してはいけません。

私はこれを肝に銘じて、とにかくどんな風に自分が演じたらゲストが一番心地良いのか、ということを特に初めて接触する最初の挨拶の時に考えています。

 

実際にやっていることと言えば、声のトーンを変えるとか、表情を少し変えるとか、距離感を調節するとか、ほんの少ししか変化はありませんが、ほんの少しでもゲストの満足度に繋がれば良いなと思っています。

 

そしてこれは私のコミュニケーションにおける癖がそのまま出ているだけかもしれません。私は極度に人に迷惑をかけるのが嫌いで、あまり最初からぐいぐい行くタイプではないし、話しかけるのも得意ではありません。だからこそめちゃくちゃ人間観察と妄想をします(笑)この人は今何を考えているんだろう、何を言ったら喜ぶんだろう、とか、結構考えながら生きています。(話が逸れた)

 

・3分でインサイトを読み取る

挨拶からそのテーブルを離れるまでが、約3分くらい。

その間に、第一印象だけでは得られなかった情報を自分から引き出します

どこから来たのか、日本食を食べるのは初めてか、などなど。

別にマニュアルのようにこれを絶対聞く!と決めている訳ではないのですが、出来る限りそのゲストのことを知りたいなと思ってやっています。

そうすると、ゲストの満足度向上のために出来ることの幅が広がります。メニューの説明をしたり、日本の文化についてお話ししてみたり。

日本食なんか食べたことがないのにオーダーを急かされたら困るだろうし、何度も来たことがあるのに細かく説明されたらうんざりしますよね。ごくごく普通で当たり前なことだけど、こういう当たり前な気遣いの積み重ねが日本のおもてなしに繋がるのかな、なんて思ったりします。

 

インサイトなんて大げさな単語を使ったけど、購買の潜在的な欲求と言うより、満足度の潜在的な欲求?うまく説明出来ないけど、ゲストの背景を元にサービスのトンマナを変えることによって満足度を高められたらいいなということです。

 

・30分で期待値を超える

30分というと、ゲストに料理が運ばれる頃。レストランにおいて一番のサプライズな瞬間は、料理が目の前に運ばれた時かな、なんて思います。その時にそそくさと料理を置いて引っ込んでしまってはもったいないな、とも思います。なのでもったいぶります(笑)出したお料理の説明をしっかりするのはもちろん、食べ方を説明したり、ついでに日本の食文化を説明したり。楽しんでくださいねと笑顔で一言添えるのも絶対に忘れません。

 

そして30分という時間は関係無く、サービスが終了するまでに、何か一つ期待値を超える何かが出来たらいいなと思って実践したりしています。お誕生日やアニバーサリーのゲストにはもちろんお店全体でお祝いしたりするのですが、小さいお子さんがいたら折り紙に日本語で名前を書いてあげたり、さらに日本文化についてシェアしたり。

ただご飯を食べた、という経験では無く、日本文化を体験した時間になっていたらいいなと思います。

(そのためには英語をもっと頑張らねば、、!)

 

・互いに尊重し合える関係を築く

私は、そのゲストがなぜ時間とお金を使ってここに来てくれたのかをよく考えます。たまたまかもしれないし、何か思いがあって来てくれたのかもしれないし、その理由は人それぞれだと思います。

でも、日本から半年の選考を経て大学を休学して来ているただの大学生の私と、地球の反対側から来た、言語も文化も何もかもが違う人がここディズニーの日本食レストランで出会っているという事自体が特別で奇跡的な事だな〜と思います。よく考えますというのは、理由を明らかにしたくて考えているんじゃ無くて、その特別で奇跡的な事に感謝するために無意識的に考えている、みたいな感じです。

 

そう考えると、私の中では接客する側と接客される側という概念がなくなります。なんというか、接客されるを極めるとわがままを受けれてもらえるほど良いみたいな感覚になってしまうし、接客するを極めると、そのお客様の要望になんでもお答えする。以上。みたいになってしまう気がするんです。

 

でもなんかそれだと悲しい。物足りない。

 

私が目指している満足度というのは、そういう事によって得られるものではないと思うんです。おもてなしって、素晴らしい接客をするというよりも、互いに尊重しあえる関係を築く事なのかな、なんて思います。

 

ディズニーはなぜ顧客満足度が高いのかって、キャストは全力でゲストを楽しませたい。ゲストは全力で楽しみたい。その上でキャストはゲストに全力で来てくれてありがとうって思っている。ゲストはキャストに楽しませてくれてありがとうって思っている。なんとなくその関係性が自然に築かれているところに意味があるのかな、と思ったり。伝わるかな、、笑

 

日本人らしさ vs アメリカ人受けするサービス

 

とは言っても、なかなかうまくいかない事もあります。

こんな失敗をした!という訳ではないのですが、本当に自分のこのやり方でいいのかな、と毎日自問自答を繰り返しています。

 

私は、100%日本人だけで構成されたアメリカのディズニーの中にある日本館が好きです。ここにいるキャストは1年間限定で働くので、みんなフレッシュな(?)生粋の日本人です。だからこそ、仕草や佇まいなど、目には見えないもので日本文化を伝える事ができます。

 

しかし、日本で日本人に対してするのと同じサービスをしては、良いサービスと思われない事もあります。簡単なイメージで言うと、日本は空気を読み察する文化。アメリカはフレンドリーで互いの気持ちを伝え合う文化。

 

例えば話し方一つでも、日本人らしく落ち着いた感じでいくのか、フレンドリーに大きくリアクションを取ったほうがいいのか。別にどちらの方が良いとかは無いけれど、正解が無い分、これでいいのかな、、と悩んだりします。

 

日本人らしさを伝えたいけど満足してもらえるようなコミュニケーションをしたい。フレンドリーに接したら喜んでもらえそうだけどそれって日本人の私がここに来た意味があるのかな。なんて色々考えたり。一概にこうしたら良い!とは言えず、さじ加減が難しく感じます。これもやっていくうちに分かっていくものなんでしょうか、、もうちょっと実践を積みながら工夫していけたらいいなと思います。

 

最後に

色々と書いてみて、これは接客業に限らず普段の人とのコミュニケーションにおいても同じことが言えるのかな、なんて思いました。自分が人と接する時の癖も現れているし、逆に接客を通して得たコミュニケーションスキルが、普段の人とのコミュニケーションにも現れるんじゃないかな、と思います。

そう考えると、一緒に働いているキャストさん達も、その人の普段のコミュニケーションが現れているような気がしてきます。

私は本当にコミュニケーション力が高い訳ではないというかむしろ低い方で、人と話すだけでも人一倍神経を使ったり疲れちゃうような人間で、だからお仕事をしていてもナーバスになってしまう事も多いけど、仕事仕事!とは思わずに、目の前の人に楽しんでもらいたいという気持ちでこれからも頑張りたいなと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!!

ニューヨーク、カフェを楽しむひとり旅

f:id:k3disney96:20180722134144j:plain

 

随分と前のことだけど、憧れのニューヨークに行った時の記録をここに残しておこうかなと思い立ったので、誰得かはわからないけどとりあえず書いてみます。笑

 

渡米してすぐに週5勤務が始まったから、平日も祝日も授業ある日もない日も関係なくのんびり過ごしていた大学生活とのギャップが大きかったけど、でも社会人になる時はみんなそうだし、思っていたよりも気持ち的にしんどくなくてちょっと安心。

 

だけどお休みの日は限られていて、有給もかなーり少なく申請もほとんど出せないので、週5シフト勤務の大変さよりも休日のありがたさを学んだ私。笑

 

なので、時々訪れるラッキー2連休は出来る限り遠くに行きたい!そして最初の2連休は絶対憧れのニューヨークに行く!と決めていました。

 

そしたら最初の2連休は思っていたよりも早くいただけて、6月2〜3日の一泊二日で弾丸ニューヨークひとり旅をすることに。

 

初めてのニューヨーク、ひとりで行くなんて思ってもいなかったけど、ひとりの時間が大好きな私にとってひとり旅は最高に至福な時間の過ごし方なのではないかとこの旅を通して思い始めるのでした。笑

 

写真見返して思い出しながら楽しみながらささっと書きます!

 

12:30  ニューアーク空港に到着

オーランドからニューヨークまでは2時間半くらいだったかな、、

今回はSpiritという国内線のLCCを利用。

私は荷物が少ないから特に追加料金もなくスムーズに搭乗出来ました。

 

ニューヨークには3つ空港があるのかな?

このLCCの航空会社だと全部ニューアークに行くみたい。

調べたところ、他の空港とマンハッタンまでの移動距離はそんなに変わらないみたいなので、このニューアーク空港からターミナルを移動して、NJTという電車を使ってマンハッタンに向かいました。片道13ドルで30分くらい。降りるのはPenn Stationという大きな駅。

 

f:id:k3disney96:20180722135653j:plain

博物館みたいに立派、、笑

 

14:00  とりあえず、大戸屋

 

アメリカに来てから恋しいものリストに入っていた大戸屋がまさかのニューヨークにあると聞きつけ、真っ先に向かいました。笑

 

お昼のピーク超えていると思ったのに、店内は満席。

日本人らしき人もちらほらいたけど、もちろんほとんど外国人。

日本食の(定食の)素晴らしさをひしひしと感じました。

 

大好きな大好きな味噌かつ煮定食、、

味も見た目も全部同じで幸せすぎた。

オーランドにも出来たらいいのに。泣

f:id:k3disney96:20180722135917j:plain

 

 

15:00  TIMES SQUARE

f:id:k3disney96:20180722140634j:plain

誰もが一度は行きたいと思うタイムズスクエア

とにかく都会をギュっと詰め込んだみたいな感じで、もちろん観光客だらけだったけど、人が集まる求心力みたいなものをすごく感じた。この都会のごちゃごちゃ感やっぱり嫌いじゃないな〜と実感。

 

15:30 カフェ巡り開始

CHALAIT

f:id:k3disney96:20180722142421j:plain

私は周りに引かれるくらいカフェが好き。笑

元々はカフェ巡りが趣味です〜という感じでは全くなく、ただどうしても家で作業や勉強が出来なくて仕方なく電源とwifiがあるカフェ探しを始めたんだけども。

 

だんだん落ち着く雰囲気の空間作りとか、おしゃれなセンスが溢れる場所作りとか、そんなのが気になりだして、さらにコーヒーも好きになりだして、今やカフェ巡りが心を落ち着かせる1つの方法になってしまいました。笑

 

このCHALAITというカフェはただの通りすがり。

すっごい喉が乾いていたのでフラっと入ってみました。

謎に抹茶推しだったので、アイス抹茶ラテをオーダー。

アメリカだから甘いかなーと思ったら全くそんなことはなく、

少し苦いくらいでとっても飲みやすかった!

 

翌日行ったチェルシーマーケットにも店舗があったので、チェーン店?と思って調べてみると、ニューヨークに3店舗あるだけのようでした。

 

Chalait Express | NoMad

1216 Broadway (30th btw 5th Avenue & Broadway)
New York, NY 10001

Mon-Fri: 7:30am - 6pm
Sat: 9am - 4pm 
Sun: Closed

www.chalait.com

 

 

17:00 街歩きをしがてら2件目へ

THINK COFFEE

f:id:k3disney96:20180820125548j:plain

2件目って、なんか居酒屋はしごしてるみたい。笑

カフェをはしごしております。

 

やっぱり都会は歩くのが楽しい。

キョロキョロ周りを見回しながら何十分か歩いて向かったこちらのカフェ。

道路に面している上にガラス張りで、外から見てもなかなか賑わっているなーと言う感じでした。こちらでは直感的にチャイティーラテをオーダー。

時々飲みたくなりますよね。

 

ロゴとかカップのデザインが全部ツボで、なかなか好きな雰囲気。

さらにソーシャルグッドなカフェらしく、コーヒー豆などをおそらくフェアトレードのような形式で取引し、途上国の支援を行っているらしい。一見よくあるおしゃカフェかと思いきや、独自のプロジェクトを自信を持って行っているところ、すごく良いなと思った。もう少し調べてみようかな。

 

think meatpacking | 73 8th avenue | between 13th & 14th sts.

Big, warm and welcoming. The perfect place to have a coffee or a beer with a friend before walking the High Line or visiting the new Whitney Museum.

M-F: 7 am to 10 pm
S-S: 7:30 am to 10 pm

Free Wi-Fi.

www.thinkcoffee.com

 

 

18:00 まだまだ飲みます、3件目

THINK COFFEE

f:id:k3disney96:20180820130357j:plain

またさらに歩き続け、向かったこちらのカフェ。

ロゴ大好き。フォント大好き。

カウンター席しかなくすごくこじんまりとしていたけど、

落ち着いた雰囲気がとても好きでした。

 

さすがにちょっとお腹が苦しくなってきたのでエスプレッソを。笑

f:id:k3disney96:20180820131032j:plain

カウンターに立ち並ぶ本格的なエスプレッソマシーンで淹れてくれました。

とっても美味しかった〜

 

Astor Cafe

79 East 10th Street New York, NY 10003

Mon - Fri: 7am - 7pm

Sat: 8am - 6pm

Sun: 9am - 5pm

www.cityofsaintscoffee.com

19:00 これで最後に、、4件目。

BLANK SLATE COFFEE

f:id:k3disney96:20180820131516j:plain

さすがにね。

いくらニューヨークにおしゃカフェが無限にあって楽しいからといって1日4件行っている時点でかなりやばいです。 

 

ここは確か夜のブロードウェイに向かう途中に立ち寄ったカフェ。

隣にレストランも併設されてるようで、入り口が少しわかりにくかったけれど、中に入った瞬間一面ピンク&花柄の店内にひたすら感動。

 

グラスもフードもドリンクも全てが可愛くて、さらに店員さんもとっても優しくて居心地最高なカフェでした。コンセントもありました、最高。

 

もうコーヒーもミルクも摂取しすぎたので最後はティーで。

もう忘れてしまったけどレモングラスジンジャー的な期間限定のアイスティーを頼んだ気がします。なかなか美味しかった。

 

 8:00am - 7:00pm daily

121 Madison Avenue (between 30th & 31st) New York, NY 10016
 www.blankslatenyc.com

 

20:00 人生初めてのブロードウェイ(FROZEN)

 今回のニューヨーク旅で1番楽しみにしていたブロードウェイ!

始まったばかりのアナ雪(FROZEN)のチケットが取れたので、ワクワクドキドキしながら会場へ。この会場、とっても豪華でホールにシャンデリアがあったりして、始まる前から雰囲気満点で、初めてのブロードウェイ作品をここで観れるなんて幸せ、、。

f:id:k3disney96:20180820132712j:plain

普通に開始3分くらいで号泣しました。

舞台とかショーとか大好き人間だから、なんかもう生演奏とアナとエルサの子役の子達のクオリティと、舞台に規模と、すごく感情が高ぶったのを覚えています。

ブロードウェイ行くなら絶対におすすめ。

ディズニーはディズニーでも、オリジナル曲がよすぎるからやっぱり舞台のディズニー作品大好きです。アラジンもライオンキングも観たいな。でも次にブロードウェイ観るなら絶対に絶対にウィキッド。一番好きなミュージカルです。

 

f:id:k3disney96:20180820132658j:plain

ちなみにロビーでお水を買うとこんなスーベニアカップに入れてくれます。

もちろんお持ち帰り可能。

 

そんなこんなで1日目終了!

今回の旅では50ドルくらいで泊まれるゲストハウスに宿泊しました。

特別なことがない限り特に宿にこだわりがない派。

逆に絶対ここに泊まりたい!みたいにこだわる時はとことんこだわります。

 

8:00 早朝からカフェ巡り。5件目。

BLUESTONE LANE COFFEE 

f:id:k3disney96:20180820133802j:plain

二日目はお昼過ぎに帰る予定だったので、朝イチでチェルシーマーケットに行って帰ろうと思いきや、まさかの日曜日だけ営業時間が30分遅かった、、

30分暇だな〜と思って近くに何があるか調べてみると、行きたいカフェリストに入っていたコーヒースタンドが徒歩圏内にある!しかも7:30からオープンしている!

これは行くしか無い思い、行ってみるともちろん本日一人目のお客。誰もいなかったけど朝の空気と雰囲気とガラス張りの店内が気持ちよくてこれはずっといられる、、

朝はまだフードの提供はしていないそうで、ドリンクだけでもいい?と聞かれたけどチェルシーマーケットで色々食べる予定だったので問題なし。

早朝に飲むカフェラテは最高に美味しかったなあ。

 

f:id:k3disney96:20180822135038j:plain

 

55 Greenwich Ave
New YorkNY  10014

8:00am-18:00pm

bluestonelane.com

 

8:30 チェルシーマーケット巡り

f:id:k3disney96:20180909143155j:plain

ニューヨークに行くにあたってみんなにどこがオススメか聞いていた時に絶対にあがっていたチェルシーマーケット。ちょっと調べただけでも楽しそうで絶対好きだなーと確信。二日目の飛行機乗るまでの時間全部使って巡ってきました。

さすがに全部細かく載せるとものすごい長さになってしまうので別記事でまとめられたらな〜と思っています。

 

11:00 ハイラインで空中散歩 

f:id:k3disney96:20180909145114j:plain

チェルシーマーケットで買ったアイスクリームを片手に、空港に向かう駅まで歩いて行きました。

今回のメインであるハイラインとは、元々は廃墟だった貨物列車の高架橋を改築して作られた空中庭園のこと。

ニューヨーク市の緑化計画のもと、ずっと改築が続いていましたが、2014年の秋についに完成し、34stから南部のミートパッキングまで続く、巨大空中庭園としてマンハッタンの観光名所になっています。

チェルシーのハイラインからミートパッキングを散策するNY・街歩きプラン。 - BASIK NEW YORK

 

歩くの大好きな上に、こんな街歩きにうってつけの空中庭園があるなんて!今回は一部しか通っていないけど、次行った時はもっとゆっくり全ルートを散策したいなあ。行ったのが6月だから、ちょうど緑やお花も綺麗でこの時期に来られて良かったです。

チェルシーエリアに行くならとってもオススメなハイライン!

 

 

こんなところでしょうか、、!

今回は2日の弾丸旅行だったので、チェルシーエリアからタイムズスクエアのあたりまでしか行けておらず、ソーホーやブルックリンなどまだまだ行ってみたい場所がたくさんあります。観光というよりニューヨークに行ってカフェ巡りをした。的なノリの2日間でした。とっても楽しかったです。

 

これを書いている時点であとアメリカ生活もあと7ヶ月、、

ニューヨークはあと2回くらい行けたらいいな、なんて思います。

 

CRプログラムとは関係のない記事になりましたが、

最後まで読んでいただきありがとうございます!